痛みってナニ?
筋骨格系の痛みは大きく分けて2つに分けられます。ひとつはジッとしていても痛い炎症による痛み、もうひとつは、動かしたときに痛い炎症のない痛みです。炎症による痛みについては一般に知られているように、冷やしたり安静にしたり、どうしてもひどいときには鎮痛薬を服用したりといった治療が一般的です。捻挫や骨折など整形外科で扱われることが多いものです。
ここでは筋骨格系において炎症よりもずっと頻発する、炎症のない痛みについてお話します。炎症のない痛みについては、多くの誤解があります。例えば腰痛がある場合、何が原因だと思いますか?背骨がゆがんでるから?違います。骨や軟骨が変形しているから?半分正解、半分は間違いです。 では痛みとは何なのでしょう?なぜ炎症もないのに痛いのでしょう?
炎症のない痛みは、神経機能低下の現われ
背骨を含めた体のすべての関節や筋肉、靭帯、腱などの組織は大きく分けて2つの神経情報を脊髄を通じて脳に伝えています。それは簡単に言うと、
@痛みの情報
A筋肉や腱、関節が正しく働いているかという情報
というものです。@の痛みの情報は遅く、細い神経線維で伝えられ、Aの情報は速く、太い神経線維で伝えられます。ここで重要なのは、太い線維情報は、細い線維の情報を脊髄と脳で打ち消しているという事実です。つまり、関節や筋肉などが正しく働いていれば痛みは感じないのです。ところが、筋肉や関節が正しく働かなくなると太い線維が働かなくなり痛みを感じるのです。 つまり、このような痛みから解放されるために必要なのは、周りの筋肉や関節を正しく働かせ、太い線維からの情報を正しいものにすることなのです。
では、太い線維が正しく働かない状況とはどんな状況なのでしょうか?それは多くの場合、筋肉の張りが落ちた状態、弱くなった状態です。太い線維を正しく働かせるにはこの筋肉の弱まった張りを強くする必要があるのです。
神経の働きを整えれば痛みは消える
どうやって強くするか、それには背骨の矯正やさまざまなことが必要で、そこでカイロプラクティックの出番なのです。VOICE OF SPINEでは低下した筋肉を強めることによって太い線維を正しく働かせることを最重要視し、無理なく効果的に痛みを改善します。
ここでよりよくイメージしていただけるようにひとつ例をあげたいと思います。
膝関節の痛みで来院された50代の男性です。
痛みで膝が90度以上曲がりません。そこで、膝の周りの筋肉にいくつか弱い筋肉を見つけ、背骨の矯正とともに筋肉を強めるのに必要な治療を行いました。膝関節自体には一切治療を行いませんでしたが、治療後には膝が完全に曲がるようになりました。 膝を曲げるには周りの筋肉が均等に関節を引っ張ることではじめて正しく曲げることができます。そこに弱い筋肉があるとその均衡関係が崩れ、膝の曲がるメカニズムが狂い、膝関節からの太い線維情報が異常だったことが痛みの原因としてひとつ考えられます。もうひとつは、弱かった筋肉が強くなったことで太い線維からの情報伝達が正常化したのです。 いずれにしても筋肉の調整によって痛みは即座に改善しました。このメカニズムはすべての関節に当てはまります。
このような痛みの治療に薬やマッサージを使うのはナンセンスです。痛みから解放されるために必要なのは、薬でもマッサージでもなく、カイロプラクティックなのです。
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