VOSのねがい
世の中にはさまざまな病気に苦しんでいる人がいます。2006年日本の優勝に沸いた第1回ワールドベースボールクラシックの影で一つの悲しいニュースが流れました。1980-90年代半ばアメリカ大リーグのスター選手だったカービー・パケット氏が45歳の若さでこの世を去ったのです。同氏は絶頂期だった1995年、顔面への死球であごを骨折、その後緑内障で失明し、再びグラウンドに立つことなく引退を余儀なくされました。その10年後、今度は脳幹出血による早すぎる死。
私はこのニュースを聞いて、日ごろから抱いていた考えを強くしました。
病気はほうっておくと、連鎖するのでは?
以前リハビリ助手としてお世話になった整形外科ではひとりでさまざまな病気を抱えている人がたくさんいました。中には10代にもかかわらず、びっしりと診断名の連なったカルテ。怪我に次ぐ怪我、病気に次ぐ病気。私の祖父もそうでした。父方の祖父は脳溢血に倒れてから心臓を患い、母方の祖父は2度のガン、網膜はく離、慢性関節リウマチ。まるで一人で病気を抱え込んでいるかのような人が世の中には大勢いるのです。まるで病気が病気を呼ぶかのような病気の連鎖。
何十年も前から、身体には外・内部のさまざまな環境に適応して安定した状態を保とうとする能力(ホメオスタシス=自然治癒力)があるとされ、ストレス理論の父、ハンス・セリエは、ある部分(臓器)が疲れたり働きが落ちると、ほかの部位がそれを補って元の状態を保とうとすると考えました。それが追いつかなくなった状態が病気の連鎖なのです。そのような適応能力、ホメオスタシスの働きは神経がきちんと働くことが頼りで、それはまさにカイロプラクティックの一番の治療目的なのです。
カイロプラクティックは万能の治療薬ではありません。病気を治すための治療法でもありません。しかし、薬や外科的処置を用いることなく手によって身体のバランスを整え、神経の働きを整えることを通して病気に対抗するための自然治癒力を最大限に発揮させるカイロプラクティックには大きな可能性があります。それは人間に本来備わった偉大な力です。
もっと多くの方にカイロプラクティックが力になれることがきっとある。
それがVOICE OF SPINEのねがいです。
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